ハスキーボイスのR&B女王 – Macy Gray –

      2017/11/16

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Macy Gray(メイシー・グレイ)って??

アメリカ合衆国 オハイオ州 カントン出身の女性R&Bシンガー、シンガーソングライターです。

1967年にアメリカ合衆国 オハイオ州生まれ。本名はNatalie Renee McIntyre(ナタリー・レニー・マッキンタイア)。

 

体に染み込む美しいハスキーボイスで、ソウル要素の強いファンキーなR&Bソングを歌っています。

アメリカやヨーロッパでの人気は非常に高く、日本でもまずまずの人気です。

 

7歳でピアノを始め、両親の聴いていた音楽、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、アレサ・フランクリン、オールド・スクール・ヒップホップといった様々な音楽に感化されミュージシャンになることを決意。歌手を目指しロサンゼルスに移住してからはバンドを結成し、アーティスト活動をスタートさせました。

その才能は当然のようにミュージック・ビジネスの注目となり、アトランティック・レコードとの契約を手にすることになりますが、その才能をどうビジネス的に活用すべきか、レーベル側がマーケティングに困り、結果、契約は座礁、破棄となってしまいました。

 

 

失意の彼女を救ったのはエピック・レコード。彼女本来のユニークさを自由なレコーディング環境のもとでパッケージすることに成功した彼女のデビュー作『On How Life Is』は1999年リリースとなりました。

【収録曲:I Try】

2ndシングルの「I Try」は、名曲です♪グラミー賞受賞曲です。

 

この『On How Life Is』は、全米アルバム・チャート4位を獲得し、カナダ・オーストラリア・ヨーロッパなど世界中で大ヒット。

後に同アルバムは総セールス600万枚を超え、2001年のグラミー賞で最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞します。

同年にリリースされた2ndアルバム『The Id』も世界中で大ヒットとなり、300万枚を超えるセールスを記録しました。

 

2003年7月には待望の3rdアルバム『the trouble with being myself』をリリース。このアルバムは自身の内面を深く探り、センシティヴ、またユニークな部分を表現できるかというコンセプトに挑戦した野心作となりました。

結果、メディアは彼女の最高傑作と絶賛。有力紙ニューヨーク・タイムズやローリング・ストーン、ピープル、エンターテインメント・ウィークリー、さらにはロサンゼルス・タイムスのアルバム・レヴュー欄でも非常に高い評価を受けています。

 

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そして、2004年にはベストアルバム『Very Best of Import』を発売。

 

 

2007年にはブラック・アイド・ピーズの頭脳、ウィル・アイ・アムのレーベル=ウィル・アイ・アム・ミュージックへ移籍します。 

 

ジャスティン・ティンバーレイクやファーギー、ジャスティン・ティンバーレイク、リンダ・ペリー、さらにはナタリー・コールらをゲストに招き、様々なコラボレーションを実践した4thアルバム『BIG』をリリースし、こちらも大ヒットを記録。 

【収録曲:Finally Made Me Happy】

音楽界の才媛ナタリー・コールをフィーチャーした2人の相性バッチリなコーラスワークが堪能できます。プリンスの「When Doves Cry」のMVへのオマージュを含むこのビデオでは、プリンスが螺旋階段を降りてくるシーンもナタリーによって完璧に再現され、ウィル・アイ・アムもピアニストとして出演しているんです♪

 

まさに順風満帆といったキャリアを謳歌した彼女でしたが、この『BIG』リリース以降、更に売れるために「一番売れっ子のプロデューサーとソングライターを雇って、私は痩せればいい」というアイデアが脳裏をよぎったものの、音楽業界のスター製造工場の中で知らず知らずのうちに自分を売ってしまった事に気付き、自分らしさとは何かと思い悩みました。 

「人からこうあるべきだという人間ではなく、如何にして自分らしくやっていくか」。

自分のインスピレーションに従い、そしてそれを理解してくれる人間とのみ制作活動をするようになります。

その結果、2010年、コンコードに移籍。原点に立ち戻って作り上げた、”自分らしさ”の結晶『THE SELLOUT』をリリース。

2016年には、7thアルバム『Stripped』を発売。1流のジャズマンをバックに迎えた、ハートフルなソウルアルバムです。

なま音がガツンと響く太くてかっこいい音楽にハスキーな歌声がとても良いです。

 

「Request + Line(feat.Macy Gray)」(リクエスト・ライン(feat.メイシー・グレイ))

【2001年6月4日発売】

ブラック・アイド・ピーズの2ndアルバム『Bridging the Gap(ブリッジング・ザ・ギャップ)』からシングルカットされたこの曲は、ハスキーな歌声のMacy Gray(メイシー・グレイ)をゲストとして迎えています。

少し古いけど久しぶりに聴いたら、すごく新鮮だったので、この曲について紹介したいと思います^^

 

BEPとMacy Grayの関係

2001年。この頃、ブラック・アイド・ピーズは、まだそこまで売れていませんでした。

メンバーのウィル・アイ・アムは、グループがメイシーを起用したのは彼女が有名だからではないと語っています。

事実、メイシーはデビューアルバム『On How Life Is』発売の1年程前にあたる1998年に、BEPのデビューアルバム『Behind The Front』の「Love Won’t Wait」に参加していたのです。

ウィルはLAUNCHにこう語っています。
「Macy Grayを利用しようとか、誰かが“彼女にまた参加してもらえば、たぶん少しは彼女のファンを得られるよ”とか言ったわけじゃなかったんだ。でも、実際のところ、(ヒットに貢献したのは)ほとんど彼女のファンだけどね。俺たち目当てのファンじゃないよ」

 

サンプリング

「Request + Line(feat.Macy Gray)」のサンプリング曲を紹介します^^

 Last Night A DJ Saved My Life(Indeep )

1980年代にアメリカで活動したイン・ディープというダンス・グループの曲です。

タイトルにもなっている” Last Night A DJ Saved My Life”のフレーズをメイシー・グレイが歌っています。

 

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 - BEP's Song, R&B